わたしがわたくしとして編み続けていられるために|ニット作家 浅田陽子

 

わたくしの体の軸を反らしつつ予定調和の青空を見つ

浅田陽子

『青潮』 (2017年5月号)より

 

 

 

 

P1160814.JPG  「見つ」 の「つ」 は

   強い意志を表す、完了の助動詞。

 

  「私は見ました!」 のニュアンスで

   使っています。

 

 

  

  

 

  

 

 

 

    「 予定調和 」: ライプニッツの哲学。

 

      大昔、哲学の講義で学び・・・、何となくしっくりと、体の芯の部分に

      落ち着いたような?記憶があります。上手く説明は出来ませんが・・・ 

 

      現在制作中の 「帰森Ⅷ」 のテーマが宇宙なので、

      この短歌をふと思い出した次第です。(;_;)/~~~ 

 

  

 

身頃の和紙部分のしわ加工は、渦の中心に向かって、「 うねる様な形状 」  だったのに対し、

裾部分のしわは、所々で 「 突き出た様な形状 」  を作っています。

 

 

 

 

P1160787.JPG   これは、突起状の無数のパーツを

   違和感なく点在させる為であり、

   「 帰森Ⅶ 」 で主に用いた技法です。

 

 

 

P1160806.JPG

 

 

 

 

 

※ 「帰森シリーズ」では、全ての作品を展示した時、

  それぞれの作品が共鳴し合う様に、

  共通の技法を部分的に取り入れて制作しています。

 

 

 

 

P1160783.JPG

 

 

 

P1160809.JPG

 

 

 

この突起状のパーツで占めた部分 ( 床面に拡がる裾部分 ) の各パーツは、

全て上向きで、天( 宙 )に向かって伸びようとしています。

 

見頃と裾の表情を変える事により、作品に自然界の力強さと

四次元的な奥行きを持たせます。

 

 

これから全てのパーツを縫合しながら、

前立てや袖口のパーツを編んでいきます。 あとひと踏ん張りです!

 

AH ! ― 月 ―

 

昨夜は中秋の名月でしたが、P1160794-003.JPG

画像の月は、それよりも2日前の月。

 

お客様を玄関先までお見送りした時に

一緒に見た、一期一会の月です。

 

※ 肉眼では、もっともっと

 大きく見えたのですが・・・不思議。

 

 

 

 

 

 

 

そう言えば、少し欠けているかなぁ~ というカンジではありましたが、

とても美しい月でした。

 

母の事を思い出して下さり、本当にありがとうございました!

 

 

 

AH ! ― アマビエ様! ―

 

このたびのコロナ禍に於いて、一躍脚光を浴びた 「 アマビエ 」 (厄除けの妖怪)は、

和菓子の世界にも登場しています。

 

そのデザイン性や細工の緻密さ、愛らしさで

アサダイチオシの 「 アマビエ様 」が、こちら・・・。

 

 

 たなか遊花堂さん ( 防府市 ) 提供

 

P1160777.JPG  ピンク色の前髪は、

  風になびいている様でとても素敵!

  

  また、瞳のキラキラとした

  質感を出す為に、

  素材を微妙に変えておられます。

 

       Very cute !

 

 

 

 

今日は、友人へのお使い物と自宅用で購入。

縁起物の南天 ( なんてん=難を転じて福となす ) を添えれば

おまじないの効果は倍増です!

 

 

 

女子会の友人からチケットを頂き、P1160771.JPG

演劇の鑑賞に行って来ました!

 

ここは山口情報芸術センターです。

演劇を観るのは本当に久しぶり・・・

ワクワク。

 

 

 

 

カンパニーデラシネラ

   『 ドン・キホーテ 』

 

  原作 : ミゲル・デ・セルバンテス

  テキスト : 山口 茜

  演出 : 小野寺 修二

 

 

 

P1160767.JPG

  

   作品はコロナ禍の影響を受けて、

   台詞を完全カット!

 

   美しい身体表現と、最小限の小道具と音響、

   そして印象的な照明のみで、

  『ドン・キホーテ』 の不思議な世界観を

   見事に演出しておられました。

 

   

 

 

 

 

 

公演後、演出の小野寺氏曰く・・・、

「今回は表現者として、コロナ禍の中で何が出来るのか?

様々な試行錯誤を繰り返しつつ、スタッフの皆で懸命に創り上げた演目」

・・・と言う事でした。

 

 

 

作品自体の完成度の高さはもとより、表現者としての使命感や

意気込みまでもが伝わってくる、そんな清々しい舞台でした。

 

 

誘ってくれた友人Mや、同行してくれた友人Kちゃんにも

心から感謝します。本当にいつもありがとう!

 

 

床面に拡がる裾のパーツです。P1160738.JPG

しわ加工させた和紙を、

土台となる布に縫い付けていきます。

 

先ず、しつけ糸で仮止めをした後、

和紙と布の縁をそれぞれ

内側に折り曲げて、

ニット用の糸で綴じ合わせます。

 

 

 

 

 

十文字漉き和紙は丈夫なのでP1160752.JPG

細かい縫製は可能ですが、

しわ加工させて

何重にもなった箇所は硬く、

縫い針が思う様に通ってくれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

針の太さを替えてみたり、針を刺す位置を変えてみたり・・・、

未だに和紙と格闘?しながら、

「帰森シリーズ」最後の作品の完成を目指しています。

 

 

 

※ 尚、この作品を発表させて頂く、野外インスタレーションの会場が決定しました。感謝!

今後は、イベント開催に向けての本格的な諸準備も、進めていきます。

 

 

 

 

 

野牡丹の散りたる紫紺拾ひをり母の目蓋に触れゐるやうに

浅田陽子

 

 

 

 

 

P1160761.JPG     目にも鮮やかな紫色が印象的な

     野牡丹ですが、一日花です。   

 

     翌日の朝には、

     その美しい色と形と質感を

     留めたまま、はらはらと

     儚く散っています。

 

 

 

     花言葉は「謙虚な輝き」。

   

 

   

   

 

 

 

   

もうすぐ母の命日です。  

   

   

 

今年秋冬のファッショントレンドに於けるニットの特徴として、

「オーバーサイズニット」 が挙げられています。

 

コロナ禍の社会 (様々な拘束を強いられる社会) に於いて、

着る事で体にストレスを与えない 「ゆったりニット」 は、

着る人は勿論、それを見る人も、「心地よいシルエット」 なのだと思いました。

 

 

 

P1160741.JPG   また素材は、羊毛や木綿など、

   天然素材への回帰が進んでおり、

   柄はアランやケーブル模様、

   アーガイルやフェアアイルなどの

   伝統的な編地が多く発表されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

P1160747.JPG   現在、「おうち時間」が増え、

   ファッションは衣食住のうちで

   一番軽視されているようですが・・・、

 

   自分らしく生きる為にも、

   ファッションを楽しんで

   暮らして頂きたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

※ 画像は大昔? 父の為に編んだセーターです。

このゆったりニットを再活用!!!

 

ボトムスはフェミニンなフレアースカートやワイドパンツと合わせて、

今年流に着こなしたいです。

 

 

 

月に1度、NHKのBSシネマを楽しんでいます。

今月選んだ映画は 『沈黙 ―サイレンス― 』。

 

 

 

 

P1160732.JPG    制作国 : アメリカ

    制作年 : 2016年

    原    作 : 遠藤周作

 

    原作は、現代国語の教科書で

    取り上げられていました。

   

 

 

 

 

 

 

 

学生当時、その重過ぎるテーマに衝撃を受け、

その後、何冊か遠藤の作品を読んだ記憶があります。

 

 

今回の映画は、遠藤の世界観を見事に表現していると思われましたが・・・、

原作を初めて読んだ時の様な感慨はありませんでした。

多分、私の感性が老化してしまったせいでしょう。

 

 

ちなみに・・・、遠藤周作の小説で、私が一番好きな作品は、『深い河』。

この 『深い河』 の境地に辿り着いた後、遠藤は亡くなっています。

 

 

 

 

数年前より話題となっている商品、「萩野菜ピクルス」。

お味の方は・・・?と言う事で、一番人気のプチトマトを購入!

 

 

 

持ち帰りの商品は、P1160720.JPG

この様なカバーに覆われています。

底部分にデザインされている格子は、

多分、武家屋敷のなまこ壁を

イメージされたモノでしょう。

 

ロゴマークは、

萩の海岸と笠山でしょうか?

「萩」感が、満載です!

 

 

 

 

 

さらに、グッドデザイン賞のマークが全体のアクセントとなっており、

更にグレード感を醸し出しています。

 

 

 

P1160727.JPG

 

 

 

 

 

一部を器に盛るとこんなカンジ・・・。

 

 

かつて母が、自家製の野菜で作ってくれていた

オリジナルのピクルスが、とても懐かしく思い出されました。(T_T)

 

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