シネマの最近のブログ記事
年末年始を慌しく過ごし、やっと自由な時間がとれたので、
久し振りにBSシネマを楽しみました。
「ブレードランナー 2049」(1月4日放映)
近未来を描いたSF映画です。
※ 画像はイメージです
製作国 : アメリカ
制作年 : 2017年
監 督 : ドゥニ・ヴィルヌーヴ
主 演 : ライアン・ゴズリング、
ハリソン・フォード、他
※ アカデミー撮影賞、
視覚効果賞、受賞
冒頭から終盤までほとんどが、無機質な色彩の映像で構成され、
現在の社会が抱えている様々な問題を暗喩したストーリー設定は、
本当の未来を予知しているかのようで、とても不気味でした。
そんな中で・・・、
地面に供えられた橙色の小さな花や、
バーチャルではあるものの緑豊かな森の映像はとても美しく、
ささやかな希望を象徴しているようにも思えました。
私はモウ存在していませんが、100年後、200年後の未来が
色彩豊かであります様に・・・❤・・・と、 祈りました。
※画像はイメージです。
今月選んだBSシネマは、「ゼロ・グラビティ」。(11月8日放映)
以前、劇場で観て、その壮大な映像美に感動した作品です。
※ 画像はイメージです
製作国 : アメリカ
制作年 : 2013年
原 題 : GRAVITY
主 演 : サンドラ・ブロック 他
※ アカデミー賞 : 監督賞、視覚効果賞、
撮影賞、編集賞・・・、等、7冠獲得作品!
地球上空600キロメートルを舞台にした
SFサスペンス。
まるで、実況中継の様なリアルな演出には
今回も驚かされました。
但し・・・、この様なスケールの大きな、迫力ある作品は、
やはり大型スクリーンで見るべきモノだなぁ~、とも思った次第。
これからご覧になられる方は、大画面での鑑賞をおススメします。
今月選んだBSシネマは 『悪い種子』。
不思議な邦題に魅かれて、この作品に決めました。
※ 画像はイメージです。
制作国 : アメリカ
制作年 : 1956年
原 題 : THE BAD SEED
出 演 : ナンシー・ケリー、
パティ・マコーマック
愛らしい少女の持つ残虐性と、その根源 (因縁) を追ったサスペンス映画。
見ていくうちに、物語の少し先が何となく予知できる、そんな展開でしたが、
予測不能&衝撃の結末には驚愕!(◎_◎;) 子役の名演にも注目!
そう言えば学生時代・・・、
心理学の授業で、この事例に似たようなテーマのレポートを作成したなぁ~等と、
大昔の事を思い出したりもした、今月のシネマ鑑賞でした。
久し振り (一年半ぶり) に劇場 (山口情報芸術センター YCAM) で観る映画です。
ネットで偶然見つけた詩的なタイトルに、何となく引き寄せられて・・・山口市へ。
イメージ画像 : バルト海 (2011年 撮影)
『 水を抱く女 』
ベルリン国際映画祭 銀熊賞受賞作品
制作国 : ドイツ、フランス
制作年 : 2020年
監 督 : クリスティアン・ペェツォルト
出 演 : パウラ・ベーア、
フランツ・ロゴフスキ
名匠、クリスティアン・ペェツォルトが、
ギリシャ神話の 「水の精、オンディーヌ (ウンディーネ)」 を
現代のベルリンに蘇らせた幻想的な作品。
哀愁漂うバッハのピアノ曲が繰り返される度に、自分の体がゆっくりと
深淵な世界に沈でゆく・・・、そんな不思議な感覚でした。
イメージ画像 : ヴィトレスク湖 (2011年撮影)
現実と非現実が妖しくシンクロされ、映像も美しくて大満足!
佳い作品に巡り合えた偶然 (必然カモ?) に心から感謝しました。
今月選んだBSシネマは 『シックス・センス』(3月8日放映)。
制作国 : アメリカ
制作年 :1999年
監督・脚本 : M・ナイト・シャマラン
出演 : ブルース・ウィリス、 ハーレイ・ジョエル・オスメント 他
最後に真実が明かされて、
驚愕した記憶があります。
今回は、その結末を踏まえた上で、
再検証のように、
ストーリーの巧みさを味わい、
子役の名演技を楽しみました。
生と死を、異なる角度から切り取った作品は、
短歌でもよくみられます。
死の側(がわ)より照明(てら)せばことにかがやきてひたくれなゐの生(せい)ならずやも
斎藤 史
『ひたくれなゐ』(1976年)より
桜鏡(ユキノシタ科)
突然、愛する人を亡くされ方々、
突然、別の世界へ旅立たれた方々に、
穏やかな時間が流れています様・・・、
お祈りいたします。
今月選んだんBSシネマは、『ライフ・イズ・ビューティフル』。
制作国 : イタリア
制作年 :1998年
原題 : La vita è bella
監督・主演・脚本 : ロベルト・ベリーニ
※ 画像はイメージです。
グイド。
コミカルで機知に富んだ
彼の発想や行動は楽しく
奇想天外で、
チャップリンの映画を
想起させます。
第2次大戦下の悲劇を、
コメディアンであるロベルト・ベリーニならではの切り口で表現。
喜劇の中に残酷なシーンを数か所挿入する事により、
人間の残虐性が、一層強調されているようでした。
極めて厳しい状況であっても、希望を失わず明るく生きる術は、想像力?
子役、ジョルジョ・カンタリーニのクリクリとした愛らしい瞳が、
作品全体に輝きを添え、悲しい物語りでありながら、
清々しい印象で終わる、稀有な作品・・・、宜しかったらご覧下さい。
今月選んだBSシネマは、 『 レ・ミゼラブル 』 。
ミュージカルの名作が映画化された作品です。
※ 画像はイメージです。
原 作 : ビクトル・ユゴー
制作国 : イギリス
制作年 : 2012年
出 演 : ヒュー・ジャックマン、
ラッセル・クロウ、
アン・ハサウェイ、 他
今回は、CGを駆使した迫力のある映像や、登場人物の細やかな表情、等・・・、
映画ならではの演出を楽しみました。
※ ミュージカル(帝劇) 1989年のプログラムより
1989年と1999年、上京の折に、
帝国劇場にて鑑賞しました。
ジャンバルジャン役は、
2回とも鹿賀丈史さん。
チャンスがあれば、様々なキャストで、
何度でも見たい演目です。
この作品の最大の魅力は、台詞の全てが、歌で表現されている所。
力強い、「民衆の歌」。
悲愴感漂う、「I Dreamed a Dream」、「On My Own」
滑稽で軽妙な、「宿家の主の歌」、他・・・、
何十年も前に、2度ばかり聴いた曲にも関わらず、
その旋律を、今でも鮮明に憶えている事が不思議。
再び、心を強く揺さぶられた、今月のBSシネマでした。
今月選んだBSシネマは、 『羊たちの沈黙』 。
アカデミー作品賞をはじめ、主要5部門を独占した作品で、
サイコパスなホラー映画の傑作といわています。
制作国 アメリカ
制作年 1991年
出 演 ジョディ・フォスター
アンソニー・ホプキンス 他
今回で3度目の鑑賞。
結末は既に解っていますが、
様々な場面が複雑に絡み合い、
巧みに隠喩され・・・、
見る度に新たな発見があります。
最初の鑑賞にて・・・、
「ソーイング」のおぞましいシーンは、
かなり衝撃的でした。(◎_◎;) ぎゃーっ!
服飾に関わっておられる方々へ、
決して参考にはなりませんが、
究極の素材???
※ 画像はイメージです。
(山口市、パークロードのライトアップより)
深層心理学・・・、興味深くもアリ、恐ろしくもある領域です。