わたしがわたくしとして編み続けていられるために|ニット作家 浅田陽子

アトリエよりの最近のブログ記事

 

 

 

しばらくの間、ブログの更新はお休みさせて頂きます。

継続してご覧頂いた皆様、長い間、ありがとうございました。

 

尚、アトリエの活動は、出来る範囲で行っておりますので、

引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

 

                                               淺田陽子

 

 

P1160090-001.JPG

 

 

映画 『羊と鋼の森』 の冒頭、

後に、主人公・外村の師匠となる調律師・板鳥が、

古いグランドピアノのハンマー部分(羊毛)を撫でつつ、

 

 

このピアノは優しい(or 柔らかい)音がする。

何故ならこの時代の羊たちは、良い草を食べ・・・、

 

 

・・・と、ハンマー部分を形成する羊毛素材、その羊の生育環境にまで遡って

高校生の外村に音色の解説をする、というシーンがあります。

 

それは、調律という仕事の奥深さを語る、重要なシーンであると同時に、

私が日常的に扱っている 「羊毛」 に焦点があてられており、

とても興味深く、また心に残っている一場面でした。

 

 

※ ピアノは羊の毛で作られたハンマーが、鋼の弦をたたいて音が生まれます。

 

 

 

つづく

 

 

 

こちらは、当アトリエで使用した糸で、素材はベビーアルパカです。

どのような環境で育ったアルパカなのか?定かではありませんが・・・、(苦笑)

手に取ると、しっとりと肌に馴染み、しかもとても軽い糸です。

 

 

 

 

 

P1150954.JPG  私は、糸を購入する際、

  まず、お店の方の許可を頂き、

  そお~っと触ってみて、

  手触りを確認した後、その糸を

  使用するか否かを決めます。

 

  

 

 

 

 

 

 

自分の目で直に見た色彩、自分の手で触った感触・・・等、

五感をフルに働かせつつ、素材を選んでいます。

 

 

 

映画 『羊と鋼の森』 は、ピアノの調律師という

特殊な職業を題材にして、物語が展開してゆきますが、

それらは、鑑賞者各々の仕事に置き換えられる普遍性があると、

プロデューサーの石黒裕克氏が、コメントしていました。

 

 

 

 『羊と鋼の森』 の原作も、この夏、是非読んでみたいと思いました。

 

 

 

 

ニット素材は一般に 「 夏糸 」と 「 冬糸 」に分けられます。

「 夏糸 」 の主な素材は、綿や麻などの植物繊維、

「 冬糸 」は、緬羊や山羊、アルパカなどの動物繊維が使われています。

 

 

 

現在、制作している作品の素材は、こちらの「 夏糸 」です。

 

 

 青紫の糸 ( スイス製 )P1150911.JPG

   天然:コットン 30%

   化学:ビスコース 21%

   天然:リネン 10%

   化学:アクリル 20%

   化学:ナイロン 19%

 

 白い糸 ( ドイツ製 )

   天然:コットン 82%

   化学:ビスコース 14%

   化学:ルレックス 4%

 

 

 

この様に、糸の色彩や質感を重視したお洒落着素材には、

天然の素材に何らかの化学繊維が、混紡されているものもあります。

 

 

天然素材だけでは表現しきれない、

" 華やかさ  "( 光沢や色彩等 ) を

化学繊維が補ってくれています。

 

 

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当アトリエでは、「 夏糸 」 「 冬糸 」 共に、

お客様の TPO  に応じた素材選びを心掛けています。

 

 

いつ(time)どこで(place)どのような場面(occasion)でお召しになるのか?

また、素肌に直接着用されるのか、重ね着として使われるのか?

 

etc・・・

 

打ち合わせの時に、必ずお聞きする項目です。

 

 

近々、アトリエでの打ち合わせが数件、予定されている為、

急きょ、応接間を夏の設えに替える事にしました。

 

 

 

P1150844.JPG ― before ―

 

  モアモアとした絨毯から

  籐の敷物に替えると・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

吹き抜けて来る風も、爽やかに感じるから不思議です。

 

 

 

P1150847.JPG ― After ―

 

 

 

 

P1150851.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

尚、北庭に面した椅子席もありますので、

お座敷が苦手な方は、こちらをご利用ください。

 

 

P1150854.JPG

 

 

 

 

 

当アトリエでは、完全予約制にて対応させて頂いております。

 

お越しになられる時には・・・、

一週間前までに、ご連絡いただけると幸いです。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

今年流行のアイティムの一つに、巾着バッグが挙げられています。

 

 

当アトリエでは、ニットウエアーだけではなく、

巾着袋などのオリジナル小物のオーダーもお受けしていますので、

春の装いの一つとして、宜しかったらどうぞ・・・!

 

 

 

P1020721.JPG  オリジナルのニットバッグには、

  全てニット用の裏袋が

  縫い付けてありますので、

  編地が伸びてしまったり、

  中の物が透けたりする事は

  ありません。

  

  価格 : 10,000円~

 

 

 

 

 

 

尚、ご希望の大きさや色彩、素材などをお聞きしてから制作に入りますので、

仕上がりに数日を要します。どうぞご了承下さい。

 

 

 

 

こちらは、「帰森」 シリーズのロゴで、

森を遠景に見た形をデザイン化して頂きました。( 2012年作成 )

 

デザイン  : 下尾周男 (元 防府市美術連盟会長・デザイナー)

編集加工 : 河合章夫 (有限会社 防府カラー)

 

 

 

Kishin ロゴ.png 

 

 

 

デザインをお願いした下尾先生は、大変残念な事に数年前、

他界されましたが、たくさんの素晴しい作品を残しておられます。

 

 

 

こちらは、山頭火の句を下尾先生が独特の世界観で表現された

ポストカードの一部で、私がかなり前に購入したモノです。

 

P1150455.JPG

 

 

 

 

 

書家であり、俳人(自由律俳句)でもある

富永鳩山先生とのコラボレーション企画で、

シリーズ化されるほどの人気商品であった・・・、とお聞きしています。

 

 

 

現在、このシリーズのハガキを入手できるか否かは分かりませんが、

先日のシンポジウムが行われた「山頭火ふるさと館」の

「ふるさと展示交流室」の一角にあるスクリーンにて、映し出されているのを発見!

 

 

次回、館にお伺いした時には、ゆっくりと拝見したいと思いました。

 

 

 

明けましておめでとうございます。

本年も「アトリエ イマジネーション」を宜しくお願い致します。

 

 

 

 

P1150364.JPG☆ 先ずは、HP更新のお知らせです。

 

 当アトリエのHP、(Profile&Works)の

 一部を更新致しましたので、

 どうぞご覧ください。

 

 変更した内容は、

  ・Profileページにて、略歴を若干追加。

  ・両ページにて、主な文面の英文追加。

 

 

 

 

英文の追加に関しては、随分前から要請があったのですが、

今回やっと、お応えする事ができました。

これで海外の方々へも、アトリエの諸々のコンセプト等を

文章としてお伝え出来ます!感謝・・・。

 

 

※尚、今回の更新に関してご協力頂きました、

株式会社 SES 周南英会話 様 及び、有限会社 デジタルスカイ 様 に

心からお礼を申しあげます。

 

 

 

※ 北庭の千両   

☆次に今年のアトリエの活動予定です。 P1150370.JPG

 

  今年も残念ながら

  個展の開催は見送りましたが、

 

  当アトリエで完全予約制にて、

  単発の講習会を開催したり、

  オーダー作品をお受けしたり、

 

  また地域の活性化を図ったイベントにて、

  裏方でのお手伝いをしたり、

  作品の制作をしたり・・・等を予定しています。

 

 

 

 

詳細はこのブログでも折々お知らせ致しますので、宜しかったらどうぞご覧ください。

尚、極めて多忙の折は、ブログ更新が間に合わない時が稀に在ります。

その際は、ご了承ください。

 

また、当アトリエの活動に関して、ご意見ご希望、お問い合わせ等ありましたら、

このホームページの「お問合せ」からご連絡下さい。宜しくお願いいたします。  

 

 

 

 

来年の年賀状の印刷、完了しました!

 

今年は諸々の都合により、極めて静かに?過ごした一年だった為、

ご紹介できる画像も無く・・・、従って、アトリエの庭の季節の花々を載せる事にしました。

 

 

 

 

P1150341.JPG 初春の、白梅、紅梅、さくらかがみ、

 初夏の、シモツケ、紫君子蘭、額紫陽花、

 そして半夏生、風蘭、

 初秋の、不如帰、桔梗、ライティア、

 初冬の、石蕗、八つ手、南天。

 

 

 

 

 

 

 

今思えば・・・、この素朴な花たちのお陰で、季節の変化を楽しみつつ、

心穏やかに過ごす事ができたように思います。

 

植物の優しい力に感謝します。

 

 

 

 

 

こちらは、ウチのアトリエで保管している材料の中の

最も少量の糸たちです。(ほんの一部)

 

 

 

P1140925.JPG   アトリエの制作で残った糸は、

   ほんのわずかと言えども粗末にせず、

   この様に厚紙を切り抜いたものに

   巻き付けて保管しています。

 

   「食べ物を大切にする人は、一生、

   食べ物に困らんのよ~。」という

   曾祖母の教えを、

   そのまま糸に置き換えたもの。

 

 

 

 

 

先日の「襤褸展」で、布を大切にする教えとして・・・、

「 豆三つ包めたら、その布は捨ててはならぬ 」との

素敵な言葉が言い伝えられてきたように、

 

ウチのアトリエのモットーは、

「 糸巻に巻ける長さの糸は、捨ててはならぬ 」

 

 

そう言えば、この曾祖母の教え「食べ物を・・・」は、

他のあらゆるものにも当てはまるようです。

例えば、「お金」、「水」、「友達」、「幸せ」、ets・・・ 

 

本当に、有難い言葉です。

 

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