わたしがわたくしとして編み続けていられるために|ニット作家 浅田陽子

Tanka Tanka 「 くすぐり 」 vol.172

 

かの夏のサイダーの泡想はしめ白き百日紅 ( くすぐり ) しはしはと咲く

若き日の父の喉骨尖らせてサイダー瓶は耀いてゐつ

浅田陽子

『青潮』 (2017年11月号)より

 

 

 

 

 

P1160035.JPG   昨年夏に詠んだ

   連作十首の中の二首。

   ※この十首は、5つのテーマが

   二首一組で構成されています。

 

   上記の二首は・・・、

   目の前に在る百日紅(実景)から

   インスパイアされた情景と、

   学徒動員された頃の父の姿とを

   重ね合わせつつ詠んでます。

   

 

   

 

 

 

百日紅 (さるすべり) は九州地方の方言で、

「くすぐり」 とも読むそうです。

 

 

つづく

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